呼吸の練習

呼吸の練習

出産前の赤ちゃんが、出産後に肺呼吸をできるように
胸郭(きょうかく)を動かしながら、
お母さんのお腹の中で羊水(ようすい)を飲んでは、
はき出す運動をしています。

通常の人の呼吸は気管、気管支、肺を通して
空気から酸素を血液のなかにとり入れ、
炭酸ガスをはき出す運動です。
ろっ骨の間の筋肉が伸びたり縮んだり、
横隔膜が上がったり下がったりと体の動きが連動しています。

赤ちゃんが、お母さんの子宮から外に出た瞬間に
まず行うのは「おぎゃ!」と産声をあげることです。
これは肺呼吸の第1声です。
赤ちゃんはその瞬間にそなえ、呼吸の練習をしているのです。

参考=
産声
胸郭運動