母乳

母乳

赤ちゃんの出生後3日くらいまでの間の母乳を初乳、
初乳以降の母乳を成乳といいます。
初乳は淡黄色で半透明でややねばりがあります。
pH(酸性度)はほぼ中性で、成乳とくらべると、
タンパク質とカルシウムが多く、
糖分は少なく、カロリーは低いです。
また、タンパク質の成分のほとんどが、分泌型免疫グロプリンAで、
LgA抵抗という赤ちゃんの免疫のために重要な役割をになっています。
成乳にはタンパク質が少なく、糖分が多いことが特徴としてあげられます。
またタウリンというアミノ酸が多く、
神経細胞の興奮伝達に関係するといわれています。
人間の母乳には神経機能にかかわる成分が多いようです。

(小林登『母学』アップリカ教育研究所発行より)

参照=
LgA抵抗