脳の発達(妊娠中)

脳の発達(妊娠中)

おなかの中の赤ちゃんの脳は下記のように発達していきます。

■受精後20日
約150万個の神経細胞で神経板ができます。
神経板は左右の両端が縦にふらみ互いにくっつき、神経管となります。
その後、一方が大脳に、一方が脊髄となります。

■妊娠7週間(約2ヶ月)「あれ、妊娠したかな?」と思った時:
終脳・間脳・中脳・後脳・髄脳が形づくられています。

■8週(約2ヶ月)〜10週:
神経の最初の細胞は、大型の神経細胞(ニューロン)に分化し、
突起をだして他のニューロンとシナプス(接合部)をつくり、ネットワークを形成していきます。
神経細胞は10週間で150〜200億個になります。

■妊娠20週(5ヶ月)以内には最初に作られた脳の中で下記のような変化があります。
終脳→大脳皮質をつくる
間脳→分化して視床や視床下部をつくる
中脳→その下が膨らんで小脳をつくる
後脳→延髄に
髄脳→脊髄へ

■出産時
脳の構造も大人と同じになり、神経細胞(ニューロン)の量もすでに大人と同じ量になっています。

参考=
脳の発達(妊娠中)
ニューロン
シナプス