パネルディスカッション 母と子の芸術 1

パネルディスカッション 母と子の芸術

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パネルディスカッション登壇者

伊東順二

プロデューサー、
東京藝術大学社会連携センター副センター長

葛西康仁

アップリカ育児研究所
クリエイティブディレクター

北代美和子

翻訳家、
仏文学者

小泉英明

株式会社日立製作所役員待遇フェロー
公益社団法人日本工学アカデミー上級副会長

仁志田博

司東京女子医科大学名誉教授

宮廻正明

東京藝術大学大学院教授

新井晴み

ナレーション、女優

司会:

それではこれより、パネルディスカッションを行います。まずはじめに、ご登壇の先生方をご紹介いたします。プロデューサー・東京藝術大学社会連携センター副センター長 伊東順二先生、アップリカ育児研究所クリエイティブディレクター 葛西康仁様、日立製作所役員待遇フェロー・日本工学アカデミー上級副会長 小泉英明先生、女優 新井晴み様、東京女子医科大学名誉教授 仁志田博司先生、翻訳家 仏文学者 北代美和子先生、東京藝術大学教授 同大学学長特命社会連携センター長 宮廻正明先生、以上7名の先生方です。それでは伊東先生、よろしくお願い致します。

伊東:

改めまして、こんにちは。これから30分ほどのディスカッションをしたいと思います。今日、皆さまにお配りした書籍「母学」、この本が元々の始まりでございます。この事業は出版されたアップリカ育児研究所の大変なご功績だと思います。小林登先生の母学というものをベースに、胎児から赤ちゃんまでの成長について科学的にかつ、感性的にお母様たちまたこれから母親になられる方々のために様々なことを研究していこうと私たちは思っております。まずこの母学について一言ずつお話していただければと思います。それでは、出版された葛西さんからお願い致します。

葛西:

葛西でございます。皆さまこんにちは。先ほどの胎感芸術、いま初めて拝見させていただきました。皆様、驚きましたね。受精卵が分裂を重ね、細胞増殖して色が着き闇から光が見えてきました。映像が始まって暗くなると場内の赤ちゃん逹が泣きだしましたが、心音、拍動が聞こえてくると一斉に赤ちゃんの泣き声が止んでしまいました。まさに胎感芸術で赤ちゃんがどれだけ気持ちよくなったか。会場の皆様も芸術の力に驚かれたと思います。素晴らしいおまもりうたでした。

伊東:

ありがとうございます。